はじめに
「年相応に変形しているからですよ」とレントゲンを撮って「変形性膝関節症」と診断された40代以降の方。
または「スポーツのやり過ぎですよ」と言われて「オスグット病」や「半月板損傷」と診断された
学生や中年のスポーツ好きな方。
いずれにしても、膝の痛みは「歩く・走るなどの移動の動きに直結」する為、とても不自由かと思います。
今だに当院に来院される膝の痛みの患者さんでも、他院の医師から「膝が痛いなら歩くな」と言われたとか、「運動して痛みが出たなら運動は中止しなきゃ」と言われた。
という話をよく耳にします。「なんとか歩けなくなる不安を取りたい」
そして動けないほど不自由なことはありません。そんな「曲げると痛い膝の痛みについて」千葉県松戸市の整体師が解説していきます。
膝の痛みの症状と診断
変形性膝関節症
膝の痛みで整形外科さんに通院するとレントゲンを撮ります。
「ここが変形しているから」もしくは「ここの膝の関節の間が狭くなって擦れて痛いんだよ」
と説明を受けた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、レントゲンで変形している場所と痛みの場所が一致しない場合や、レントゲンで膝の関節の隙間が狭くなってる側と痛みの出てる場所と一致しない場合が良くあります。
半月板損傷
これはMRIなどで、実際、半月板を視診できる診断機械ですから、損傷部位と痛みは一致するケースがほとんどです。
ただ、半月板損傷は手術しなければ改善が見込めないものではなく、当院では「半月板を正常な位置や状態に整復」する処置を行う事で、半月板にヒビが入っている方も改善している例がございます。
オスグット病
これは膝の前面にある脛骨粗面という場所に着くもの(膝蓋靱帯・縫工筋・薄筋・半腱様筋)が引っ張る事で、脛骨粗面が盛り上がり、そこが痛むとされています。
確かに局所的に診断するとそうなっているのは事実です。
しかし、脛骨粗面が引っ張られる応力がかかる上記の筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)は全て反対側は骨盤に着いています。
つまり、オスグット病も骨盤の関節から整えて行く事が根本的な改善方法となるのです。
膝の痛みが出るメカニズム
けがをした膝の痛み
直接膝をぶつけた怪我であれば打撲、膝だけを捻った痛みであれば捻挫、衝撃が強ければ骨折や脱臼などの大きな損傷となる事もあるでしょう。
損傷部位は膝関節にある軟部組織で
内側靭帯・外側靭帯・前十字靭帯・後十字靭帯や膝蓋靭帯部、内側半月板・外側半月板の損傷か
膝関節周辺に着く筋肉の炎症などが挙げられます。
こういった、原因がはっきりしている怪我による膝の痛みは一般的に「固定・安静・冷却」の期間をおいた後、適切なリハビリの期間を経て回復するものが多いです。
怪我をしてない、または怪我が治ってる期間が過ぎても取れない膝の痛み
「怪我をした覚えはないのに段々と痛くなってきた」
「怪我をしてもう何ヶ月・何年かたつのにまだ膝が痛い」
なんていう膝の痛みは「膝以外に痛みがある」場合がほとんどなんです。
なぜなら「膝の関節は曲げる時に必ず周辺の関節と連動して動く」からです。
具体的に人間は「骨盤の仙腸関節・恥骨結合・股関節・膝関節・足関節・足趾(指)関節」を連動駆使して歩いたり走ったりが出来るわけです。
膝の痛みの原因の割合
上記に「膝の痛みは膝以外に原因がある」と書きました。
ではその原因場所と割合はいかほどでしょうか。
膝障害の95%は骨盤の仙腸関節由来、骨盤の仙腸関節・股関節由来。
そして残り3%は足関節由来。最後の残り2%は膝単独障害。とされています。
つまり「膝が痛くて膝ばかり治療していた」方で改善されてない方は「膝の痛みの本当の原因部分」にアプローチ出来ていなかった事が挙げられるのです。
なぜ痛む膝が腫れている場合と腫れてない場合があるのか
腫れている膝の場合
膝の関節が反対の膝と比べて明らかに腫れている場合、膝関節に炎症が起きているケースがほとんどです。
膝の関節に炎症が起きる
↓
炎症の熱を取ろうと水(滑液)を多く出して防御する
↓
膝が腫れる(いつもより水が溜まる)
と「痛い膝を守ろうとする防御反応」が「膝が腫れている」状態なのです。
注射で水を抜く処置は、膝関節の圧力が一次的に下がり、動きやすくなりますが「膝関節の炎症がおさまっていない」限り「繰り返し防御反応で水を貯めて炎症の熱を取ろうとする」ことから
悪循環に陥りやすいため、当院ではオススメしておりません。
腫れてない膝の場合
比べると、水(膝関節の潤滑液)が多く溜まって腫れて痛みが出る方が多いですが、
臨床上「膝が痛いけど、痛くない膝と比べると細い、腫れてない」と言われる方も実際いらっしゃいます。
ではなぜ、痛い膝が腫れていないのか。
上記の本当の膝の痛みの原因につながってきますが、
痛い膝が腫れてない
↑
反対の足に比べて細くなる
↑
骨性支持力が高まり筋肉が最小限で済む
↑
身体の重心をかけやすい足になる
↑
日常生活や昔の怪我から骨盤や股関節の関節面に引っかかりが出る
という時間経過が立っている場合が多い身体の状態となります。
膝が腫れているのと腫れてないのとで治り方の違い
上記にあるように、膝が腫れていない場合の方が「長期間かけて膝の痛みが続いていた」ケースが多いです。
よって、今までの経過を逆算するため「膝が腫れてない」場合の方が当院では時間をかけて改善していく方が多いです。
階段の上りか下りで膝の痛みの出方が違う理由
単純に階段の上り下りは膝を曲げます。
そこも突き詰めて考えていくと、なぜ階段の上り下りで膝の痛みの出方が違うか理解できます。
階段を降りる時の膝の痛み
階段を降りる時は、単純に体重の負担が大きくなるのがイメージとしてあげられます。
しかし、体重の負担が大きくなるイメージでも「いやあ、階段を降りる時は痛くないのよ」
とおっしゃる方はいらっしゃいます。
ではなぜ、階段を降りる時に膝が痛むのかというと、次のステップに足を着蹴ようとする際に
「重心がかかってない瞬間がある」
というのが大きなポイントになります。
つまり「体重の負担が大きくて膝が痛む」のではなく、
骨盤の仙腸関節に、普段から荷重をかけて仙腸関節の動きをよくする歩行不足などが潜在的にあり、
「重心がかからない時に骨盤の不安定性が高まり、膝が痛む」
ということがメカニズムになるのです。
階段を上る時の膝の痛み
上記の骨盤からを考えていくと、逆に骨盤の仙腸関節に引っかかるような状態が潜在的にあるからこそ、階段を上る時に膝が痛むことが理解できます。
なぜなら、
階段を上る時は骨盤が大きく後方に回転しようとする
↓
後方に回転しづらい骨盤の仙腸関節面の動きの制限(引っかかり)がある
↓
それが平面を歩くより、顕著に出るため「階段を上るときに膝が痛む」ことが挙げられるのです。
まとめ
以上、曲げると痛い膝の痛みについて書いてみました。
医療従事者として長く、医療機関や整骨院で働き、多くの患者さんを診てきました。
膝の痛みでお困りの方は本当に数多く、「このまま歩けなくなるのでは」という不安に苛まれている方も合わせて多いのが実情です。
一つの医療機関で改善しない方は、上記のように「本当の膝の痛みの原因部分」にアプローチできてないのかもしれません。
「痛みで膝が曲がらない」「膝の痛みを気にせず歩けるようになりたい」と
お考えのかたは千葉県松戸市の健美整体院へご相談ください。
曲げられない膝の痛みでお困りだった患者さんの喜びの声
◆感想をお聞かせください。
昨年膝を痛め、90度しか曲がらなくなり、こじらせて、水がたまり、整形外科で、3回水を脱いたりしても、全くよくならず、保険のきく整骨院に行っても、暖めて電気の繰り返しで
このままではダメだと思いました。
そのあと、骨を丈夫にする塾で、なんとか正座できるようになりましたが、
その際すごい強ばりがあり、もっとよくなりたいと、今年、スマートホンでいろいろ調べ、健美さんにきました。
4月からでしたが、しだいに膝の曲がりもスムーズになり、今ではほとんど違和感なく座れますし、少し手はつきますが、しゃがむこともできるようになり嬉しいです。
◆なぜ、他にも選択肢があるなかで、うちを選んだのですか?
口コミでの多数の評判が良く、そんなに遠くなかったからです。
◆なぜ、「何もしない」という選択肢があるにもかかわらず、うちにきたのですか?
元気で動ける身体でいたいという強い思いです。
柏市SRさま 70代 女性
※効果には個人差があります。
『院長後記』
この患者様は「構造医学」という学問・治療技術をご存知でした。
なんでも、ご家族が構造医学の講師もしておられる大阪の林田先生の院の患者様だという事で、
近くで構造医学の施術を行う治療院も合わせてお探しになられていたという事です。
膝の痛みの方も構造医学の治療院をお探しの方も、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
TEL047ー341ー8216
