はじめに
◇足を高く上げると股関節が痛い◇あぐらをかくと片足が開かない
◇昔から柔軟運動で股関節が硬い◇急に股関節に力が入らなくなり痛みも強い
◇歩くのは平気だが走ると激痛で走れない
などなど色々な股関節の痛みや症状でお困りの方が多いかと思います。
そんな股関節の症状でお困りの方は「早く趣味の運動・スポーツに復帰したい」
「家族や仕事場に迷惑・心配をかけたくない」「手術しかないと言われたがなんとか改善したい」と思われてる方がいらっしゃるでしょう。そんな方へ千葉県松戸市の整体師が股関節の対処法を解説していきます。
股関節の動き
股関節は上の画像になります。下の画像は肩の関節です。
これだけ、骨が丸くなってるのはイメージ通り、可動域の広い関節になります。
動物の進化学をさかのぼると、人間は完全二足歩行の動物ですが、もともとは四つ足動物でした。
進化する過程で、必要ない動きは退化していきます。まさしく人間の身体は移動手段の普及により、関節・筋肉を動かさない生活が当たり前になっています。
つまり、
十分に動かさない生活
↓
関節筋肉が動かない
↓
動かすと痛い
↓
大きく動く関節の異常
↓
肩関節や股関節の障害を起こしやすい
ということが言えるのです。
詳しく股関節単体の可動域を確認すると、下の表で確認出来ます。
股関節の可動域は広く、連動して動く骨盤の仙腸関節の動きを合わせると、上の表の角度よりも更に大きくなります。
股関節の主な疾患
変形性股関節症
痛みがあり、動かす角度や範囲が狭くなります。歩き始めや座って立ち上がる時の動きはじめに痛みが出ます。
日常生活では靴下を履くときや、爪を切る時などで痛みを伴うので、気づくケースが多いようです。
患者さんの多くは女性ですが、その場合原因は
発育性股関節形成不全の後遺症や、股関節の形成不全といった子供の時の病気や発育障害の後遺症が主なもので股関節症全体の80%といわれています。
最近は高齢社会となったため、特に明らかな原因となる病気に罹ったことが無くても年齢とともに股関節症を発症してくることがあります。
発育性股関節形成不全
出産の時の赤ちゃんの取り上げの際に、足を引っ張る加減から脱臼を起こしてしまい、その脱臼に気づかず、産後間もなく股関節の動きの悪さなどに気づき「先天性股関節脱臼」などど診断されていたようです。
病態としては、周産期に緩みのある赤ちゃんの股関節が、下肢を伸ばした位置でオムツをするなどの間違った育児習慣によって外れていくことが多いと言われています。脱臼は生まれた後に発症するのだという議論から、最近は先天性というより発育性股関節形成不全と呼ばれるようになりました。
いずれにしても、症状が確認出来た場合は脱臼整復法や牽引法、で95パーセント。残り5パーセントは手術の対応になる症例もあるようです。
臼蓋形成不全
股関節の骨盤側の受け皿が、反対側に比べて小さく、痛みを伴う症状です。
一方、日本人では成人男性の0~2%、女性の2~7%が股関節形成不全といわれており、その方たちに小児期に何かあったか聞いても殆ど何もありません。
そう考えると、痛みがある方の診断で臼蓋形成不全が直接の痛みの原因でない可能性もあることが推察されます。
特発性大腿骨頭壊死症
比較的、急に痛みが強くなり跛行「足を引きずる歩き」をします。
骨への栄養循環には血管を伝わる血液が不可欠なのですが、大腿骨頭にかけて流れる血管が血流障害を起こして、大腿骨頭が壊死してしまう病態です。
気付いた時には、変形が進み大腿骨頭が潰れてしまうケースも多くあります。
また、経過としては初期に強い痛みが出ますが、安静で緩解するケースもあるようです。ただ壊死域が広く進行性が著しい場合には手術の対応にもなるようです。
ペルテス病
これは上の大腿骨頭壊死が子供に出るケースです。
2〜10 歳(特に好発年齢は 4〜7 歳)の男の子(女児の5 倍の発生率)に多い病気です。
発生頻度はアメ リカの報告では男子 750 人に 1 人、女子 4000 人に 1 人といわれていますが、日本での報告ではもう少し頻 度は少ないようです。一般的には身⻑がく、活発な元気な男の子に多いとされています。
子どもの病気であるペルテス病は、大人の同様の病気である特発性大腿骨頭壊死症と異なり、血行の再開通が おこり修復機転が働くことが大きな特徴です。
発症からこの修復機転が終了するまでは、年齢や障害を受けた 範囲にもよりますが、おおむね 3 年から 5 年です。
股関節を強く形成する時期
人間は成長する過程で骨の形を形成していきます。
とかくこのブログで取り上げている股関節は、決して外してはいけない形成の時期があります。
それは赤ちゃんが「つたい歩き」をする前の「四つん這いの時期」なんです。
なぜなら、股関節の骨盤側の受け皿「臼蓋」と言われる部分は立った体勢と四つん這いの体勢では大腿骨頭との接触位置が変わります。
つまり、受け皿の範囲を広く潤滑させて、その接触部分を強く(厚く)形成する時期でもあるのです。
歩行器や抱っこを長くしてしまうと、自然と「四つん這い」の時間が減ります。赤ちゃんは四つん這いを積極的にやらせて、成人で股関節の症状でお困りの方は一次元前に戻って、四つん這いの運動療法が必要です。
股関節の自宅での対処法
アイシング
股関節の動きが硬い、動き始めが痛いというのは動きの悪さからくる「うつ熱」と痛み・炎症による「局所的な熱」を股関節に抱えています。写真のように溶け始めの氷を入れた氷嚢を股関節に当ててください。冬場の寒い時期は、室内をしっかり保温して、上着やひざ掛け、足元は暖房などでうまく調整してください。時間は10〜20分を目安に試してみてください。
ハイハイ(四つん這い)
上に書いた通り、四つん這いは立っている状態とは違う股関節の関節面の接触位置を変えて、股関節の動きをよくすることが期待できます。
しかも、股関節だけでなく、身体全体の骨格を整えてくれる効果もありますので、クッション性のある床面で穏やかに試してみてください。時間は2・3分から痛みが強くなければ徐々に時間を増やしてみてください。写真は以前勤めてくれてた受付さんと、後方は私です笑
まとめ
簡単ではありますが、股関節の自宅での対処法と股関節について書いてみました。
どうしても「股関節の痛み」というと、股関節そのものに注目しがちですが当院に股関節の痛みで来られる方は全て、股関節の治療はしてたんだけど・・・という方です。
そして施術させていただく方は、股関節の処置だけではよくならない方がほとんどなのです。
いずれにしても、自宅での対処法でのアイシングと四つん這い。この2つを試しても股関節の症状が改善しない!という方は股関節やお身体を整える処置が必要かもしれません。
どうか股関節でお困りの方が一人でも少なくなりますように。
千葉県松戸市の整体師が股関節の対処法について書きました。
当院の股関節のアプローチと考えかた
人間は歩くのが必要な動物です。
そして歩くときは股関節も動きます。股関節だけでなく、骨盤の仙腸関節・恥骨結合・股関節・
膝関節・足関節・足趾関節と骨盤から足にかけて全ての関節が連動して動くのです。
当院では股関節の整復もしますが、骨盤の仙腸関節から整復しますので根本的な処置が可能です。
「股関節の注射や痛み止めで様子を見ていたけど・・・。」
「電気治療やマッサージを続けていたんだけど・・・。」
「リハビリで運動を続けていたんだけど・・・。」
とお困りの方はぜひ当院へご相談ください。下は股関節の痛み・力の入らなさで困っていた患者さんの喜びの声です。
歩くのも寝返りも辛かった右股関節の痛みが
ドライバーなので慢性腰痛はずっとありました。
しかし10日ほど前から激痛で歩くのも寝返りも辛くて、右股関節に力が入らない状態になっていました。
そこで「股関節の痛み」とネットで調べたところ、出てきた健美さんにすぐ予約して施術してもらいました。
初診の次の日には痛みが8~9割改善したのはビックリしました。
◆なぜ他にも選択肢があるなかで、うちを選んだのですか?
ホームページの口コミが多く信頼できたから
◆なぜ「何もしない」という選択肢があるにもかかわらず、うちに来たのですか。
このままじゃ仕事ができなくなると思ったから
鎌ヶ谷市田口様50代男性※効果には個人差があります。
TEL047−341ー8216
