そもそもなぜ?筋肉痛が起きるのか
なんて笑い話をしたことはありませんか?それだけ筋肉痛を体験した方は多いことでしょう。
最近は、ありがたく当選した東京マラソン2018のおかげで、頻繁に筋肉痛を体験している鈴木が書いていきます。
筋肉痛にはいろんな研究がなされて
「必ずしも年をとると遅く筋肉痛が出るわけではない」
「疲労物質の乳酸が筋肉痛の因果関係とは認められない」
などどされていて、実ははっきりとしたメカニズムが立証されていません。
しかし、筋肉痛を体験した方は「あの運動をやりすぎて筋肉痛になった」とか「普段やらないあれをやってから筋肉痛になった」など思い当たることがあってから筋肉痛を感じていることと思います。
筋肉痛の原因としては、筋肉の繊維が傷つき、修復する過程で起きる炎症反応からその筋肉部に痛みを感じる。と考えていただくのがいいでしょう。
筋肉痛と肉離れと神経痛の違い
今までの臨床歴をさかのぼってみても「肉離れ」の治療をさせていただいた方のほとんどが足の肉離れで治療をしています。
まず筋肉痛と肉離れの違いは、一言で言うと「損傷の広さ・深さと痛みの大きさの違い」となります。
筋肉は細い繊維が束になっています。イメージとしてはゆでる前のソーメンの束でしょうか。
筋肉痛は使った筋肉全体に繰り返しの負荷がかかり、筋肉全体が炎症を起こしている状態です。損傷の深さは浅いものが多いです。
一方、肉離れは急激な負荷がかかった場合に筋肉の狭い範囲で深く筋肉の繊維を断裂してしまう症状です。痛いところを触ると、筋肉の繊維がちぎれているため、凹んでるのを触れる場合がほとんどです。
この両者の違いは、痛みの程度としては「痛みがあっても日常生活に支障を来たすかどうか」と言ったところが一つの目安になるでしょう。ただ痛みの感じ方は個人差がありますので、痛みが改善しない方は当院へご相談ください。
そして最後に神経痛と筋肉痛・肉離れの違いですが、ポイントは3つ
1「痛む場所が移動するか」
2「痛めた原因がはっきりしているか」
3「痛みが出ている範囲が広すぎないか」
というところになります。順に説明をしていくと
①筋肉痛や肉離れは損傷をしていて修復しようと炎症を起こしている痛みの場所は移動しません。
②筋肉痛のような症状であっても「思い当たることはないんだけど」なんて方は神経の流れが悪くなって出てくる症状が考えられます。
③上の画像を見ていただいて分かる通り、足の筋肉は股関節から膝、膝から足首と別れています。神経は腰から足先まで繋がっていますので「お尻からふくらはぎまで痛い」と言う症状は筋肉痛・肉離れでは起こりにくいのです。
筋肉痛を早くとる4つの方法
いよいよお待たせしました。
筋肉痛を早くとって、快適に日常生活を過ごしたい、早く運動を再開したいと言う方へ4つの方法です。
1アイシングをする
これは、今や珍しい光景ではなくなりました。
プロのアスリートが運動中や運動後に行う、アイシングや氷風呂。
痛みを感じなくても動かしすぎた所には運動エネルギーによる熱を抱えています。それが炎症になり筋肉痛にもなるわけですから、うまくアイシングを利用できれば「筋肉痛になる」事を予防も出来るわけです。
2パワープレートに乗る
当院でご利用可能なパワープレートです。
これは運動好きな患者さん達と、最近頻繁に筋肉痛になる鈴木の実際の体験談です。
そもそも筋肉痛は筋肉の繊維が傷つき、修復しようと白血球を中心とした血液成分が集まり炎症反応を起こして、その中の刺激物質たち(ブラジキニン、ヒスタミン、セロトニン、プロスタグランジンなど)が痛みを感じさせるとしています。
乗っていただくのが一番わかりやすいのですが、イメージとしてはその痛みを感じさせる刺激物質たちを、筋肉からはがしてくれる感覚なのです。
乗った直後に筋肉痛を感じていた場所から筋肉痛の痛みが無くなります。(鈴木と筋肉痛を感じた患者さんの感想・効果には個人差があります)
一度試して見てください。来院経験のある方は5分500円〜。
3筋肉の修復を早めるローラーを当てる
当院で取り扱いのあるローラーです。筋肉の繊維を整えて炎症の熱も取ってくれます。筋肉痛だけでなく、肉離れの方にも効果が見られ、このローラーを扱ってない頃は「絶対安静」としてがっちり固定して1週間はかかっていた肉離れも、半分以下の日数で早期に回復しています。(症状により個人差があります)
4筋肉を動かす骨格・関節の動きをよくする整体を受ける
プロのアスリートで何度も故障してしまう選手を見かけませんか。
それだけ酷使しているから・・もちろんです。ただ、同じ箇所や違う箇所を次々に故障してしまうのは
やはり原因があります。私も医療従事者として、整形外科勤務時から多くの肉離れ・筋肉の痛みで来院される方を診てきました。
そこで運動をして筋肉性の痛みを訴える方は皆さん、体の右側と左側で同じように関節が動いてない。
ことが共通しているのです。
関節が右側と左側で同じように動かなければ体もねじれ、筋肉の硬さも右と左で違ってきます。
故に、同じように使っていても、なぜか片方だけ筋肉の痛みが出やすくなる。と言うわけです。
つまり、何度も故障を繰り返すアスリートや一般の方は「筋肉だけにとらわれて、骨格・関節が十分に動かせるようにケア出来ていない」
筋肉痛を含めて故障しにくい、本当の健康な体を取り入れていきましょう。筋肉の機能を十分に発揮できる根本整体は当院で受けられます。
『追伸』
以上、当院の考えで4つの方法をあげましたが、もっと簡単に日常生活でできる方法としては
1よく休む(自然治癒力が発揮)
2お風呂に入る(疲労軽減の効果)
3栄養のある食事をとる(疲労回復の促進)
などがあげられ、合わせて実践されますように。
